天理大学 生涯教育

天理大学 人間学部 生涯教育専攻 ウェブログです。

対面授業 再開から1ヶ月!

こんにちは。生涯教育専攻の佐々木です。天理大学では9月半ばから始まった秋学期、受講者50名以下のクラスで原則として対面授業を再開しています。まだ食堂は営業していなかったりするなど、学生さんには不便もおかけしていますが、それでも、キャンパスに活気が戻ってきた感じはうれしいですね。

生涯教育専攻は学年20名と小規模なので、専攻の学生だけで受ける専門科目はほとんどが対面授業となりました。開始からおよそ一ヶ月以上が経過し、けっこういろいろなことをやりましたね。

・4年次生は、「卒業論文中間発表会」で研究発表をしました。4年間の集大成である卒論制作の中間地点として今はある意味で正念場です。調査に制約が多い状況のなかでも、自分がテーマとする題材に生涯教育の意味を見いだそうと、悪戦苦闘しながらもまとめたレジュメを各自発表してくれました。

・3年次生は、「社会教育実習」がスタートしました。例年は夏休み期間におこなっていた自習も今年はようやく今の時期です。実習生を受け入れてくださった公民館、生涯学習センター、教育委員会等、関係者の皆様に感謝申し上げます。学習支援の現場でお仕事に加わります。そこでしか学べない多くのことを、社会人の第一歩としても吸収して欲しいと思っています。

・2年次生の「生涯教育基礎実習」では、9月から10月にかけて、毎回ゲストスピーカーをお招きしています。地元天理市を中心に広く地域づくりに関わる方々に、活動に携わるようになったきっかけや具体的経過をうかがっています。そのひとつが、前の記事にもまとめている「天理駅前広場CoFuFun 」に携わる天理市職員の方のお話でした。
「生涯教育基礎実習」で公開授業を実施しました。天理駅前広場 CoFuFun(コフフン)を地域の方と共創した市職員のかたを講師にお招きして - 天理大学 生涯教育


・1年次生の「生涯教育基礎演習2」では、以前の記事でもご紹介した3つの活動プロジェクトが始まりました。地域のみなさまや子ども達と直接交わる活動は生涯教育専攻の伝統となっている学びのスタイルですが、今年の1年次生もその輪の中に入ることができました。どこもコロナ禍の影響はやはり大きく感じますが、そんな中でも学生達を受け入れていただいて大変ありがたいです。
街に出かけて学ぼう! - 天理大学 生涯教育


もちろん、キャンパス内での講義もおこなわれています。マスク、手指消毒、建物入口での検温、移動前には使った箇所を除菌シートで掃除するといった安全対策にも、近頃は随分慣れてきました。ただ個人的にひとつ慣れないこととしては、教室で座席指定をして、学生が毎回固定した位置に座っていることですね。これは座席間の距離を確保するとか、各自の足跡がたどりやすくなるとか大事な意味が多いので僕も採用しています。でも、グループワークをしたり、人を移動させてみたり、あるいは、こちらが教室の背面にある黒板を使ったり等、空間の柔軟な利用がちょっと難しい。それに、普段ならどのグループで固まって座っているかとかの関係性も表れてくるのですが、それも掴みづらかったりしています。まだまだ工夫が必要な面も多いですね。

最後に、ひとつ告知を。
天理大学人間学部大阪市阿倍野市民学習センターの共催で実施する全5回の大学公開講座人間学で読み解く現代社会」の第4回に生涯教育専攻の杉山先生が登場です!
タイトルは、『「学ぶ」ということの意味を考える』で、11月22日(日)13:30-15:30 阿倍野市民学センターにて。
阿倍野市民学習センターさんと天理大学人間学部が連携講座をつくって、大阪で公開講座を実施するようになって3年目になりました。「人間と社会」に各教員が専門分野から切りこむこの講座、過去2回は好評をいただいていましたが、今年は当初予定だった6~7月に残念ながらキャンセルとなっていました。でもセンターさんのご尽力で今年も開催できるようになったことは本当に嬉しいです。お時間がある方はぜひ!
osakademanabu.com
www.tenri-u.ac.jp